

ポケットWiFiが遅い時、たまに出てくるのが「IPv6にしたら速くなる?」という話です。
結論から言うと、IPv6は効く時はわりと分かりやすく効くけど、効かない原因にはまったく効かないこともあります。
なので、先に「効く条件/効かない条件」を分けて、試す価値があるか判断できるようにしますね。
このページで分かること
ネットの住所にはIPv4とIPv6があって、IPv6が使えると通り道が変わることがあります。
この「通り道の違い」が、混雑や相性の問題を避けてくれる時だけ、体感が上がります。
| 項目 | IPv4 | IPv6 |
|---|---|---|
| 役割 | 従来のネットの住所 | 新しい側の住所(道が別になることがある) |
| 体感への影響 | 混雑・経路の相性の影響を受けやすい時がある | 混雑を避けられると、最初の表示や反応が軽くなることがある |
勘違いしやすい所:IPv6は「電波を強くする魔法」ではありません。電波やWi-Fiが不安定なら、IPv6より先に直す所があります。
IPv6を試す価値が高いのは、だいたいこのタイプです。
| 状況 | 起きやすい体感 | IPv6が効く可能性 |
|---|---|---|
| 速度測定は速いのに、Webの最初が重い | クリックしてから表示が始まるまで長い | 高め(経路・混雑回避で改善することがある) |
| 夜だけ妙に重い(混雑の波が強い) | 時間帯で当たり外れが出る | 中(回線側の混雑が違う経路に逃げる時) |
| NATでゲームの合流が不安定 | 部屋に入れない、合流が不安定 | 中(改善する場合もあるが、回線仕様で限界もある) |
このタイプは、IPv6を触っても体感がほぼ変わりません。先に別の場所を直した方が早いです。
| 症状 | 原因の本命 | 先にやること |
|---|---|---|
| 一瞬止まる/音が欠ける | ジッター/パケロス | 置き場所・周波数・裏通信停止 |
| 本体の近くはOK、離れると急に不安定 | Wi-Fi側(2.4/5GHz・干渉・距離) | 2.4/5GHz比較・置き場所の改善 |
| 圏外寄り/アンテナが弱い | 電波(基地局との距離・遮蔽物) | 窓側・高い位置・場所を変える |
判断が一番ラクな基準:「遅い」より「揺れる・欠ける」なら、IPv6より先に“安定”を作るのが近道です。
確認は細かくやらなくて大丈夫です。目的は「使えてるかどうか」だけ。
確認のやり方(どれか1つでOK)
「項目がある」=「必ず使えている」ではないので、次の“比較”で体感を見るのが一番確実です。
IPv6は、合うと気持ちよく改善します。合わなければ戻せばOKです。
| 順番 | やること | 狙い |
|---|---|---|
| 1 | まず“安定”を整える(置き場所・2.4/5GHz・裏通信停止) | IPv6の効果を見やすくする |
| 2 | IPv6のON/OFFができるなら切り替えて、同じ条件で体感比較 | 効くかどうかを確定する |
| 3 | 良くなったら固定。変わらなければ元に戻す | 迷いを残さない |
比較するときの“同じ条件”って?
IPv6が効くのは、あくまで“経路や混雑の相性”が原因だった時です。
逆に言うと、電波やWi-Fiの揺れが原因なら、そこを直す方が確実です。
近い悩みのページ
「IPv6の前に、まずここ」になりやすいものをまとめました。
速度測定は速いのに体感が遅い:原因は何?
ジッターが大きい:会議が不安定な理由
NATで困る:Switch/PSのつながり方
回答:混雑や経路の相性が原因なら速く感じることがあります。ただ、電波が弱い/Wi-Fiが不安定/一瞬止まるタイプだと、IPv6より先に直す所があります。
回答:このタイプはIPv6が効く可能性があります。まず“安定”を整えたうえで、IPv6のON/OFFで体感比較すると判断が早いです。
回答:改善する場合もありますが、回線側の仕様で限界がある場合もあります。まずはNATの切り分けと、回線の安定(揺れ・欠け)を整えるのが先です。